組織・教員一覧
永易 裕子Nagayasu Yuko
大学院 看護学研究科看護学専攻 准教授
看護学部 看護学科 准教授
- 自己紹介・学生へのメッセージ
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私は約6年の看護師経験を経て、知識不足を補うために看護大学へ入りました。しかし足りないのは知識だけではありませんでした。大学での初実習で、担当教員から患者中心の看護ができていないと指摘されたのです。自分はこれまで看護師として働いており、きちんと行っているつもりでしたので、その教員が何を言っているのかが全く分からず、ダメだしばかりする教員に猛反発しました。しかし、その数年後、あの教員が私へ何を伝えようとしていたのかが分かりました。振り返ると、当時の私は看護の目的をふまえた実践ができておらず、そうした自分自身に気がついていなかったこともあり、看護実践の評価に主観が入り込み過ぎていたのです。
教育、そして看護学科のみなさんが踏み入れた看護の世界、そのベースは「人」と「人」とのかかわりです。対象となる人についての理解が乏しいと、適切にかかわることはできません。対象理解を深める方法は種々ありますが、その核になるのは「自己理解」です。自己理解は「他者理解」へとつながります。この学生時代、まわりの人たちのサポートを得ながら自分と向き合い、自己理解を深めてみてください。
「苦あれば楽あり」、「一期一会」、ともにがんばりましょう! - 担当科目
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- 基礎演習
- 人権と人道
- 看護過程
- 基礎看護技術Ⅰ(共通技術)
- 基礎看護技術Ⅱ(日常生活)
- 基礎看護技術Ⅲ(診察の補助)
- 基礎看護学実習Ⅰ
- 基礎看護学実習Ⅱ
- 看護援助学Ⅲ(活動・休息・睡眠)
- 看護研究Ⅱ
- 地域連携統合実習
- 学歴
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- 松山赤十字看護専門学校 卒業
- 北里大学看護学部 卒業
- 北里大学大学院看護学研究科修士課程 修了
- 日本赤十字秋田看護大学 共同看護学専攻 博士課程 単位取得後退学
- 愛媛大学大学院 医学系研究科 看護学専攻 博士後期課程 在学中
- 学位
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- 修士(看護学)
- 資格
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- 看護師
- 保健師
- 職歴・研究歴
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- 1993年4月 松山赤十字病院消化器外科病棟 看護師(1997年11月迄)
- 1998年4月 大森赤十字病院内科病棟 看護師(1999年3月迄)
- 2006年4月 日本赤十字秋田短期大学看護学科 助手(2008年3月迄)
- 2008年4月 日本赤十字秋田短期大学看護学科 助教(2009年3月迄)
- 2009年4月 日本赤十字秋田看護大学看護学部 助教(2014年3月迄)
- 2014年4月 日本赤十字秋田看護大学看護学部 講師(2017年3月迄)
- 2017年4月 聖カタリナ大学人間健康福祉学部看護学科 講師(2022年3月迄)
- 2022年4月 聖カタリナ大学人間健康福祉学部看護学科 准教授(現在に至る)
- 所属学会
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- 日本看護科学学会
- 日本赤十字看護学会
- 日本看護学教育学会
- 日本災害看護学会
- 研究分野
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- 看護教育
- 災害看護
- 主な著書・論文
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論文
- 「看護学生を対象とした防災教育方法に関する文献レビュー」:(単著、永易裕子)、『聖カタリナ大学研究紀要』 34号、166~180頁、2021年
- 「国内外における大学教育および看護教育の変遷」:(共著、永易裕子・佐藤 美恵子・荻原麻紀,・柏木ゆきえ・木下彩子・中村 順子)、『日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学紀要』18号、45~55頁、2014年
- 「看護学生の専門的認識の形成と発展をめざした講義の意義について―『看護基礎理論』の学生による授業評価と『看護基礎実習』の実践を通して」:(共著、永易裕子、黒田るみ、戸田肇)、『北里看護学誌』6巻1号、48~54頁、2004年
- 学内の担当校務
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- 入試・募集委員(副委員長)
- 学生生活委員
- 看護学科 国試対策委員
- 第4期生アドバイザー
- 第2回ホームカミングデー企画委員
- 社会活動
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- 2015年6月 日本看護倫理学会 会計理事(2018年5月迄)
- 2016年4月 学校法人日本赤十字学園 日本赤十字国際人道研究センター研究員(2017年3月迄)
- 2021年3月 一般社団法人 日本看護系大学協議会会員校 災害連携教員