令和5年度愛媛銀行寄付講座 聖カタリナ大学公開講座「風早の塾」
聖カタリナ学園創立100周年(2025年)プレイベント
聖カタリナ大学キリスト教研究所公開講座
第1部:オンライン特別講演会 「幸福への一手~金将・聖カタリナから学ぶ~」(加藤一二三氏)
第2部:パイプオルガンミニコンサート(大澤宣晃氏)
令和5年度 愛媛銀行 寄付講座は後学期にシリーズで開講されますが、今回は、2025年の聖カタリナ学園創立100周年に向かうプレイベント・聖カタリナ大学キリスト教研究所公開講座として、講師と聖カタリナホールを結ぶオンライン講演(第1部)として特別開講します。
講師は、シエナの聖カタリナを敬愛しておられる加藤一二三氏(将棋棋士九段・文化功労者)、タイムリーな学園創立記念日に、「幸福への一手~金将・聖カタリナから学ぶ」のテーマでご講演いただきます。
また講演に引き続き、講師とご参加の皆さまに感謝を込めて、加藤一二三氏が愛好しておられるモーツァルトやバッハの曲を含め、大澤宣晃氏(聖カタリナ大学短期大学部非常勤講師)の演奏によるパイプオルガンミニコンサート(第2部)もお楽しみください。
チラシはこちら
加藤 一二三(かとう ひふみ)氏 (将棋棋士九段・文化功労者)
1940年1月1日生まれ。福岡県嘉麻市特別名誉市民。早稲田大学出身。日本将棋連盟所属。第40期名人。仙台白百合女子大学客員教授。1954年史上初の中学生棋士として最年少でプロ棋士デビュー。最速昇段、最多対局数2505局、最長現役年数63年、最高齢勝利など歴代1位記録を多数樹立した将棋界のレジェンド。
カトリック信者で、1986年バチカンより聖シルベストロ騎士団勲章受章。2000年紫綬褒章受章。2018年旭日小綬章受章。2022年文化功労者顕彰。
著書は『鬼才伝説』『挑み続ける人生』『一二三の玉手箱』『負けて強くなる』『老いと勝負と信仰と』『ひふみんの将棋入門』『加藤一二三名局集』『ひふみんのワクワク詰め将棋』『将棋名人血風録』『幸福の一手』『ひふみの言葉』『感情の整理術123』『だから私は、神を信じる』など多数。加藤美紀著『アンジェラスの鐘』に親娘対談収録。
大澤宣晃氏(聖カタリナ大学短期大学部非常勤講師)
今治西高校、国際基督教大学(ICU)教養学部卒業。愛媛大学大学院教育学研究科修了。1997年東京でのソロリサイタル以降、「子どもたちの情景」「踊り明かそう」「Lover’s Concerto」「ブラームスはお好き?」「やっぱり変奏曲が好き!」など個性的な内容によるリサイタルはいずれも好評を得る。ソロ以外にも、アンサンブル奏者、通奏低音奏者として多くの演奏会に出演。また、ピアニスト、指揮者として県内外の合唱団との共演も多い。この他、チェンバロ、オルガン独奏、オペラえひめではコレペティトゥーアを務め、四国二期会愛媛支部公演にも参加するなど、活動は多岐に渡る。ふくやま日本歌曲塾演奏会員、副代表。聖カタリナ大学短期大学部非常勤講師。
演奏曲目
W. A. モーツァルト 教会ソナタ第17番 K. 336(独奏版)
F. クープラン 教区のためのミサ曲 より 奉献唱 他
※ 曲目は都合により変更することがあります。
聖カタリナホールとパイプオルガンについて
聖カタリナホール
1979(昭和54)年11月完成。鉄筋コンクリート及び鉄骨構造、地上2階。銅板大和葺。座席数1200。平均残響2.4秒。設計・施工は竹中工務店。
パイプオルガン
1981(昭和56)年12月、聖カタリナホールにパイプオルガン完工。設計は須藤宏氏。製作・組み立ては須藤オルガン工房。パイプ数 2591 本、ストップ 38、 3 段の手鍵盤とペダル鍵盤。フランス様式。1800年代のフランスのオルガン製作者カヴァイエ・コルの様式を手本にしたもの。須藤オルガン工房第3作。製作に3 年、聖カタリナホールでの設置に 5ヶ月を要した。現在もなお、西日本屈指、四国最大規模のオルガンである。
本学のパイプオルガンは、2001(平成13)年3月24日の芸予地震の際に、パイプ脱落という大きな被害を受けましたが、多くの音楽愛好家や地域の方々からのご寄付とご協力により、翌2002年に修復されました。その後、感謝の気持ちを込めて、年齢を問わず広く地域の皆様にオルガンの音色を楽しんでいただこうと、毎年大学祭には無料の演奏会を企画しております。
また、本学には保育学科があります。幼児教育の学科がある大学として、小さな子どもたちに、音楽を通して豊かな心情を育んでいただきたいとの思いもこの演奏会に込め、未就学児の入場を可としております(なお、お子様が静かに聴けない状態のときには、こちらから声をかけさせていただく場合もございますので、予めご了承ください)。