第1回 6月18日(水) 16:15〜 第1会議室
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- 「明治期における大企業の社会的責任」
発表者/ 聖カタリナ大学 講師 佐々木 隆夫
- 「明治期における大企業の社会的責任」
明治時代は、開国により欧米文化が新たに導入された時期である。その際、日本は「文明開化」の考え方を取り入れ、 とりわけ大企業が積極的に欧米化を進めた。本フォーラムでは、大企業が持つ、欧米化に関する、社会的責任を検討していきたい。
- 「企業経営と新しい文化の創造」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 岩邊 晃三
今日、時代は大きく転換している。経済社会も変革し、新しい時代に即した企業経営のあり方が求めれている。そこで、ここでは新たな企業文化を育む母体となるべき「実協ピラミッド企業モデル」について述べる。
第2回 7月23日(水) 16:15〜 第1会議室
- 「福祉コミュニティの新しい文化 -ソーシャル・キャピタルの視点-」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 岩満 賢次
グローバル化時代では、伝統的な結合型ソーシャル・キャピタルを求めたコミュニティだけではなく、橋渡し型ソーシャル・キャピタルを具現化できるようなコミュニティが求められている。本研究では、この新しいコミュニティの文化とはどのようなものであるのか論じる。
- 「エントロピー・エコロジーの視点から持続可能な社会に向けて」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 名誉教授 吉村 脩
開放定常系の地球は、太陽熱・大気・水の循環で、宇宙にエントロピー(廃熱、汚れ)を放出し、安定してきたが、今では、産業活動に伴い、廃熱、廃棄物が増加し、その安定が脅かされてきている。そこで、安定の維持を考えたい。
第3回 10月22日(水) 16:15〜 第1会議室
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- 「新たな社会福祉援助の視点に関する一考察 -福祉の枠を越えて-」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 中村 年男
充実した生活には、スポーツや芸術など文化活動への参加が欠かせない。これまで、障害を持つ人の生活は、福祉の枠組みの中で捉えられてきた感がある。枠組みを超えた援助について考えたい。
- 「新しい福祉の文化としてのユニバーサル・デザイン」
- 「新たな社会福祉援助の視点に関する一考察 -福祉の枠を越えて-」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 小嶋 裕
1970年代から使われている「バリアフリー・デザイン」の概念は、物的バリアの除去という狭義の意味から、制度・心理・情報などの領域に広がった。また、1990年代以降には、「ユニバーサル・デザイン」の概念 が提唱されている。 今回、この両者の歴史的変遷から「ユニバーサル・デザイン」の捉え方について述べたい。
第4回 11月19日(水) 16:15〜 第1会議室
- 「情報環境の中の保育 -IT機器とアナログ的素材を使った表現の試み-」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 准教授 日野 幸子
今日、日本は2010年に向けて、ユビキタスネット社会(u-Japan)を目指している。そのような中保育に携わる者として、特に音楽をはじめとする表現領域において、子ども達との関わりを考察しながら、寸劇と映像と音楽の三者にデジタルとアナログのコラボレーションで取り組む授業の試みを始めた。技術の向上と情報リテラシーに対する意識の柔軟性を身に付けていく過程を保育者養成の立場から模索する。
- 「G・エスピン=アンデルセンにおける脱商品化論」
発表者/ 聖カタリナ大学 講師 永島 信二郎
現在社会保障・福祉国家研究の主流にある議論は、比較福祉レジーム論である。本報告では、社会保障理論の新しい展開を探るために、比較福祉レジーム論の代表的論者であるG.エスピン=アンデルセンの脱商品化論について検討を行う。
第5回 12月10日(水) 16:15〜 第1会議室
- 「新しい文化の創造としての子規の死生観 -福祉心理学の視点から-」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 平野 信喜
子規は36歳で、結核でなくなった。22歳で発病してからの彼の生き方は、私たちに参考になるだろう。福祉心理学の視点から彼の死生観を分析する。
- 「古典派とロマン派のはざまで -啓蒙の時代の音楽-」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 准教授 五十嵐 雅子
18世紀後半から19世紀にかけての英国は、産業の活況により中産階級が台頭し、芸術の大消費地となっていた。「ウィーン古典派」の光芒の影になり、無視されてきたM.クレメンティと同時代の人々の音楽について考える。
第6回 1月21日(水) 16:15〜 第1会議室
- 「世界の平和と『文明の同盟』」
発表者/ 聖カタリナ大学・短期大学部 学長 ホビノ・サンミゲル
歴史を通じて各民族はすばらしい文明を築きました。しかし世界的移民移動と思想の交流のため文明の衝突が起こりやすくなりました。世界の平和を保つために文明の同盟が必要になっていることについて取り扱います。
- 「低炭素社会(二酸化炭素ガス排出抑制)を実現する新しいエネルギー研究」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 准教授 門田 和広
地球温暖化対策として、また持続可能なエネルギー源の確保のために、化石燃料から二酸化炭素ガスを排出しない新エネルギー源への転換が模索されている。その現状と将来の展望について考察したい。