第1回 6月10日(水) 17:50〜 第1会議室
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- 「イギリスにおける若年者の社会的格差是正の試み」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 岩満 賢次
- 「イギリスにおける若年者の社会的格差是正の試み」
ニート、フリーター、引きこもり、発達障害、反社会的行動(薬物乱用や暴力行為)など、若年者に関する問題が顕在化している。これらの問題は、若者を社会から孤立させ、所得、健康、教育など様々な社会的側面に関する格差を拡大させている。本報告では、イギリスにおけるそれらの問題への取り組みを報告する。
- 「大正時代における企業主体の学校経営 -淺野綜合中學校の設立を焦点にして-」
発表者/ 聖カタリナ大学 講師 佐々木 隆夫
大正時代は、明治時代に始まる近代化が安定しはじめた時代である。その結果、企業は 「外」への拡大だけではなく、「内」の充実を必要とするようになった。「内」の充実の中で、学校の設立および経営は大きな位置づけを占める。本フォーラムでは、淺野綜合中學校の設立を焦点とした発表を行う。
第2回 7月8日(水) 17:50〜 第1会議室
- 「エコカーの開発現状と普及対策」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 准教授 門多 和広
いまや世界の自動車産業は生き残りをかけて、次世代型の地球にやさしいエコロジーカーと経済的なエコノミーカーのいわゆるエコカーの開発が始まっている。そこで、エコカーの開発現状と普及対策について考察したい。
- 「結婚形態の変化 -次世代への影響-」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 ロウ・リンダ・クリスティン
先進国における結婚形態は、急速に変化してきている。この変化は次世代にどのような影響を与えるのか。非婚者の増加している先進国の中で特に日本に目を向け、結婚、家族の現状について考察する。
第3回 10月14日(水) 16:15〜 第1会議室
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- 「次世代における教育の挑戦」
発表者/ 聖カタリナ大学・短期大学部 学長 ホビノ・サンミゲル
人間は自分の時代の子どもであると言われている。しかし、社会と共に各々の時代の思想、生活様式も変わっていく。次世代の人間が充実した生活を送るためには、いかなる時代にも適応する価値を獲得する必要がある。その目標に達するために教育が果たしている役割について探っていく。
- 「次世代を担う福祉心理士のありかた -教育現場、福祉現場での福祉心理士の役割-」
- 「次世代における教育の挑戦」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 平野 信喜
現代は組織や集団中心の時代であり、そこでは人間関係のトラブルや問題で自分の力を発揮できず、言いたくてもいえない状態に陥っている人が多い。それには人間関係を調整し、改善させたりする人である福祉心理士が必要である。福祉心理士の施設現場や教育現場での役割を福祉心理学の視点から述べる。
第4回 11月11日(水) 16:15〜 第1会議室
- 「時代の変容と次世代の音楽文化」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 准教授 日野 幸子
日本が西洋音楽を導入して以来、音楽文化における急激な変化は周知のとおりである。高度情報通信社会の現在、音楽とオーディエンスとのかかわりは今後どう変容をきたしていくのか興味あるところである。たとえばメディア・アートが斬新な個性を表現するかたわら、一方で新しい感性を秘めた音楽の兆しも垣間見えるような気がするのである。
- 「来るべき福祉社会の構築に向けて -ソーシャルワーカーへの期待-」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 下田 正
世界的な規模の経済不況の中で、貧困問題や格差問題が取沙汰されている今、来るべき福祉社会とはどのような社会として描かれなければならないのか、そしてまたその社会の構築に向けてどのような取り組みが求められるのかについて、ソーシャルワーカーを養成し彼らに期待する立場から述べることにしたい。
第5回 12月9日(水) 16:15〜 第1会議室
- 「社会福祉専門職の職務と養成問題」
発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 恒吉 和徳
社会福祉士の機能については、社会福祉士及び介護福祉士法第2条にいう「相談援助」という規定を軸に考察される傾向があった。本報告では、社会福祉士を中心とした福祉専門職の職務、養成のあり方について、「相談援助」「媒介調整連携」「運営管理開発」という機能を基に考察することとする。
- 「ベーシック・インカムと次世代の社会保障」
発表者/ 聖カタリナ大学 講師 永嶋 信二郎
これまでの社会保険と公的扶助による社会保障に代わるものとして現在ベーシック・インカムが注目を集めている。本報告では、ベーシック・インカムが次世代の社会保障として妥当なものであるのかについて検討する。
第6回 1月13日(水) 16:15〜 第1会議室
- 「M.クレメンティと絶対音楽」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 准教授 五十嵐 雅子
「ピアノフォルテの父」と称されるM.クレメンティ(1752〜1832)は、交響曲の作者でもあった。音楽史の中で「擬古典派」と位置づけられてきた彼の作品に見る次世代のロマン派音楽の要素を探る。
- 「発達障害に関する社会の変化 -特別支援教育と発達障害者支援法に関して-」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 小嶋 裕
近年まで障害者(児)福祉制度の対象になりにくかった発達障害者(児)に対する支援を具体化した「発達障害者支援法」(2004 年)が制定された。また、従来の「特殊教育」から「特別支援教育」への改変(2007年)がみられた。これらの社会制度の変化から発達障害に関して考察してみたい。
第7回 2月17日(水) 16:15〜 第1会議室
- 「エントロピー・エコロジーの視点から持続可能な社会に向けて II」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 名誉教授 吉村 脩
地球は、宇宙にエントロピー(廃熱、汚れ)を放出し、安定してきた。今では、産業活動に伴う廃熱・廃棄物の増加によって、地球環境の破壊、人の健康も脅かされている。
私たちは、次世代へ、何を為し、為さざるべきか。