第1回 6月28日(金) 16:30 「所長挨拶」 16:40〜18:10 第一会議室
- テーマ「福祉と人権」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 山本 克司社会福祉の目的は、すべての人の「人権」保障に裏付けられた自己実現の達成である。しかし、「人権」啓発は、ひとそれぞれの経験則が支配している。これでは、質の高い福祉は実現できない。そこで、理論に裏付けられた普遍的な人権体系の構築を提唱したい。 - テーマ「新約聖書と現代福祉社会の福祉」
発表者/ 聖カタリナ大学・短期大学部 学長 ホビノ・サンミゲル困っている人々に対する援助は古くから全ての民族が行ってきました。しかし、貧しい人々への援助はイエス・キリストから新しい次元を持つことになりました。
その理由について論じようと思います。
第2回 7月26日(金) 16:30〜18:00 第一会議室 ※一般非公開
―FD委員会との共同企画プログラム【学内教職員研修プログラム】―
- テーマ「大学における社会福祉士養成実習教育システムの開発」
発表者/(代表)高木寛之 (協力)下田正 恒吉和徳 佐々木裕子 畔地利枝 高杉公人 中村年男 近藤益代本報告では、大学における社会福祉士養成教育をソーシャルワーク実践力、学士力、社会人基礎力の3点から検討した新しい実習教育システムについて、具体的には本学の実習指導の枠組みの中で展開する授業の方法、内容、評価方法を紹介する。授業時間外の学習時間の確保にも関連する報告である。
第3回 10月18日(金) 16:30〜18:00 第一会議室
- テーマ「労働者のメンタルヘルスにおける心理臨床の独自性」
発表者/ 聖カタリナ大学 講師 森平 准次EAPの一環として、臨床心理援助を行う専門機関での面接がサービスされることがある。報告者の行った事例を通して、職場におけるメンタルヘルスケアの重要性を確認するとともに、臨床心理面接の独自性を検討する。 - テーマ「小規模高齢化集落における小地域活動のあり方」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 高木 寛之本報告では、小規模高齢化集落における小地域活動への支援を集落アセスメントの視点から明らかにし、都市部とは異なる小規模高齢化集落独自の支援に必要なソーシャルワーカーの視点について検討した内容を報告する。
第4回 11月29日(金) 16:30〜18:00 第一会議室
- テーマ「島嶼部及び地方都市在住高齢者における生活状況について」
発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 丸山 裕司島嶼部と地方都市に在住する高齢者の生活状況についてアンケート調査及び身体活動量の量的データとインタビューによる質的データを用いて比較する。その違いが高齢者の健康に及ぼす影響について検討する。 - テーマ「共生社会の実現を目指して―身体障害者の外食に関する研究をもとに―」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 恒吉 和徳2012年6月に「障害者総合支援法」が公布された。本法が基本理念として掲げる「共生社会の実現」「日常生活や社会生活を営む上での障壁の除去」に向けての課題について、報告者らが行なった身体障害者の外食に関する研究を中心に考察する。
第5回 1月24日(金) 16:30〜18:00 第一会議室
- テーマ「母親の健康観と子育て」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教 米野 吉則
子育てのそのほとんどが子どもの健康に配慮するものであり、また妊娠・出産・子育てという経験は母親の健康観に少なからず影響を与えている。母親の健康観と子育てとの関連を明らかにし、現代の子育て支援のあり方について考察していきたい。 - テーマ「デンマークの保育者養成カリキュラムについて」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教 一色 玲子子どもの福祉に携わる保育者は、養成段階においてどのような資質や能力を身に付けることが求められるのだろうか。デンマークの保育者養成カリキュラムの現状を調査し、考察を行う。
第6回 2月21日(金) 16:30〜18:00 第一会議室
- テーマ「結婚と社会サービス」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 ロウ・リンダ既婚女性が未婚女性より、多様な優遇制度を受けることができる。日本とアメリカの制度の種類と社会に及ぼす影響について比較研究したことを発表する。 - テーマ「現代の福祉課題を巡って―全国社会福祉協議会の動向を中心に―」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 下田 正国の「新たな生活困窮者支援制度の法制化」への動きに連動し、全社協は平成24年「社協・生活支援活動強化方針」を打ち出した。その取り組みの動向をソーシャルワークの視座から読む。