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令和2年度 キリスト教研究所フォーラム

日程
令和2年10月21日(水) 〜 令和3年2月17日(水)
会場
聖カタリナ大学 北条キャンパス 第一会議室
主催
聖カタリナ大学 キリスト教研究所
お問い合せ
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聖カタリナ大学キリスト教研究所では「愛と真理」をメインテーマに掲げ、次の内容によりフォーラムを開催いたします

なお、今年度はコロナウイルス感染防止対策のため、本学関係者のみの参加とさせていただきます。
一般の方への公開講座にはなりませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

お問い合せ Tel089-993-0702 (総務課)

《 第1回 10月21日(水) 16:30~18:00  第1会議室 》

  • テーマ「トマス・アクィナスにおける愛と真理
    発表者/聖カタリナ大学・短期大学部 学長 ホビノ・サンミゲル
    私たちは愛する心を持っており、真理を知るために理性を持っています。そして、真の愛と真理に生きることによって幸せに達することができると言われています。愛と真理はどういう意味を持っているのか、トマス・アクィナスの思想に基づいて考えてみたいと思います。
  • テーマ「カトリックの信仰と愛――ナイチンゲール記章を受けた人々」 
    発表者/聖カタリナ大学 教授 宮武 信枝

    カトリックの信仰をよりどころに看護師として献身し、フローレンス・ナイチンゲール記章を受けた井深八重、寺本松野、また永井隆博士とともに活動した久松シソノについて紹介し、生と死に向き合う信仰者の生き方とその愛について考察する。

 《 第2回 11月18日(水) 16:30~18:00  第1会議室 》

  • テーマ「社会福祉とスピリチュアルケア」 
    発表者/聖カタリナ大学 講師 村上 佳子
    社会福祉における関わりとは、病気や災害、貧困など望まずその状況におかれた人々と出会い、その気掛りを共に担い、「もう私にあなたは必要ではなくなった」と言われるまで共に歩むことである。しかし、医療や福祉の現場において他者の尊厳を傷つける事件は後を絶たない。そこで今回の発表では、関わりの核となるキリスト教的人間観について、より現場に引き寄せ考察したい。
  • テーマ「戦前の慈善活動とカトリックとの関係について」
    発表者/聖カタリナ大学 教授 釜野 鉄平
    戦前の福祉関連活動は篤志家による慈善事業が中心であった。カトリックを背景とした活動も見られるにもかかわらず、福祉系テキスト等で取り上げられるのはプロテスタントの篤志家が中心となっている。ここではプロテスタントとカトリックとの社会活動の違いについて考察を行う。

 《 第3回  12月16日(水) 16:30~18:00  第1会議室 》

  • テーマ「内観療法についての一考察~藤原直達神父による内観の論考から~」
    発表者/聖カタリナ大学 助教 田村 優佳
    私の心理臨床の実践領域は、過去数年の間に、三密を促進しているといえるだろう。もちろん、今日、コロナ禍で一般用語となった三密「密閉、密集、密接」ではなく、空海の説く三密「身密、口密、意密」に端的に示されております。心理臨床分野においては、ボディワーク、カウンセリング、イメージの三つの行為です。近年の私は、内観療法をキーワードに研究を行ってきたこともあり、今回は、キリスト教信仰者への内観について考察させていただきます。
  • テーマ「ギリシア教父における『愛』の思想――神の『エロス』をめぐって」
    発表者/聖カタリナ大学 助教 袴田 渉
    キリスト教教義を形成した古代ギリシア教父たちは、その教義の中心となる「愛」の概念を表現する際、主に「アガぺ」と「エロス」という語を用いた。本発表では、これらの語の内、教父思想の特徴をなす「エロス」に着目し、同語について重要な思索を行った偽ディオニュシオスの著作によりつつ、その解明を試みたい。

 《 第4回  2021年1月20日(水) 16:30~18:00  第1会議室 》

  • テーマ「『愛と真理』を生きる」
    発表者/聖カタリナ大学 准教授 川島 美保
    看護学は、人々の出生前から死までのLife、すなわち、生命、生活、人生を支援する実践科学であり、“看護学”に向き合うことは、“人間”という存在に深く向き合うことでもある。現代社会の中で、人が『愛と真理』を生きるとはどういうことか?を哲学的、神学的観点を踏まえ、考察してみたい。
  • テーマ「「人工妊娠中絶問題―カトリック教会の生命理解に基づいて」 
    発表者/聖カタリナ大学キリスト教研究所 客員所員 時岡 拓磨
    人間は神の似姿として創られ、特別な尊厳性を有している。そのため人間のいのちはどのような理由があったとしても、奪ってはいけない尊いものである。しかし現実には、人工妊娠中絶が行われ、胎児の生きる権利が守られていない状況が続いている。中絶の歴史や背景を取り上げ、胎児の生命の尊厳についてカトリック教会の生命理解に基づいて考察する。

《 第5回  2021年2月17日(水) 16:30~18:00  第1会議室 》

  • テーマ「学校における『いのちの教育』と『がん教育』」
    発表者/聖カタリナ大学短期大学部 准教授 遠藤 文子
    平成28年12月に改正されたがん対策基本法をうけ、文部科学省では、平成26年から先行して「がん教育総合支援事業」を行い、地域の実態に応じたがん教育を支援している。これまでも、学校現場では、様々な「いのちの教育」の実践がなされてきているが、それらと「がん教育」との違いはあるのか。学校現場におけるがん教育の現状と課題について述べる。
  • テーマ「キリスト教保育に関する基礎的研究」 
    発表者/聖カタリナ大学短期大学部 教授 竹田 信恵
    保育の重要性が年々高まる社会において、カトリック幼稚園はどのような役割を担っているのか。新キリスト教保育指針をもとに考察する。