テクノロジーが目まぐるしく進化を続け、グローバリゼーションの動きも活発化する中で、私たちを取り巻く社会は日進月歩でより複雑なものへと変化しつつあります。そして、人びとが多様なあり方を尊重しあう多様性の時代が到来しようとしています。これからを生きるみなさんに求められるのは、そうした社会の複雑性を読み解く力と、多様な人々を幸せに導く力です。これらの力を養うには、社会学、データサイエンス・プログラミング、心理学、社会福祉学等、複数分野の専門性に裏打ちされた幅広く柔軟な知性が必要です。現代人間学科で、新たな時代を生き抜く知性を身につけませんか?
現代人間学科の特長
現代人間学科の特長は、社会学、データサイエンス・プログラミング、心理学、社会福祉学といった複数分野の多彩な専門知識を身につけることができる点にあります。社会学・社会福祉学を基礎に、心理学の視点も用いて、現代における多様な人間と社会のありようを理解するとともに、それらの抱える諸課題を発見し、統計学やデータサイエンスに関する学びも活用しつつ、その課題の解決を目指して探求することにより、持続可能な地域社会の営みに広く貢献できる人材の養成を目指します。
3コースを横断する学び
「社会・データ」「心理・メンタルヘルス」「ソーシャルワーク」の3コースを設置。
3コースに関する基礎的な授業を1年次に広く受講したうえで、2年次からのコースを選択します。コースを選択した後も、それぞれの興味関心に応じて、他コースの内容についても学ぶ設定となっており、大学4年間で複数分野の専門知識・スキルを身につけることができます。
PICK UP
- 社会学や社会調査に関する豊かな学びの蓄積に根ざした文系のデータサイエンス
-
データサイエンスいうと、数学やコンピュータサイエンスに関する理系的な側面が強調されがちですが、社会学や社会調査といった文系的な学びに深く結びついた側面もあります。現代人間学科には、福祉系大学として培ってきた社会学や社会調査に関する豊かな学びの蓄積が存在することから、文系的な側面に着目したデータサイエンスのカリキュラムを設置しました。数学が得意でなくても、データサイエンスやプログラミングについて基礎から学ぶことができます。
社会学・社会調査を基礎に、データサイエンス・プログラミングに関する学びも活用して、ビッグデータをはじめとする種々のデータを適切に処理・分析することにより、様々なタイプの市場(マーケット)や社会の動向を正確に把握できる人材の養成を目指します。 - 国家資格のダブルライセンスにチャレンジ
- 公認心理師と社会福祉士という2つの国家資格の取得を目指すことができます(「心理・メンタルヘルスコース」からのみ)。複数の領域の専門性を持つことで、公務員(心理職・福祉職)、病院・診療所、各種福祉施設、社会福祉協議会等、様々な現場で力を発揮することができます。国家資格のダブルライセンスで進路選択の幅が広がると共に、施設長等のトップマネジメントへの道も開けます。
- 多彩な資格が取得可能
-
下記一覧にあるような多くの資格がコース横断的に取得可能です。
めざせる資格・免許- 数理・データサイエンス・AI教育プログラム
(リテラシーレベル)修了証明書
(2026年度プログラム認定申請予定) - データサイエンス・AI実務パスポート
- ITパスポート
(国家資格、対応科目は社会・データコースのみ)
- 社会調査士
- 認定心理士
(心理・メンタルヘルスコースのみ)
- 公認心理師
(国家試験受験資格「大学における必要な科目」、心理・メンタルヘルスコースのみ)
- 社会福祉士受験資格
(国家試験受験資格、心理・メンタルヘルスコースおよびソーシャルワークコースのみ)
- 社会福祉主事任用資格
- 介護職員初任者研修修了証明書
(希望者は学内講座を受講することにより取得可)
卒業後の進路- 一般企業
(営業・人事・広報・調査等)
- 調査研究機関
- 公務員
(行政職・心理職・福祉職・消防・警察等)
- 病院・診療所
- 社会福祉協議会
(県・市町村)
- 高齢者福祉施設
- 障がい児・者福祉施設
- 児童福祉施設 など
- 数理・データサイエンス・AI教育プログラム