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平成30年度 人間文化研究所フォーラム

日程
平成30年9月26日(水) 〜 平成31年1月30日(水)
会場
聖カタリナ大学 第一会議室
主催
聖カタリナ大学 人間文化研究所
受講料
無料
申込方法
申込み不要
お問い合せ
お申込み

聖カタリナ大学人間文化研究所では、次の内容によりフォーラムを開催する運びとなりました。つきましては、お気軽にご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
なお、開始時間が、都合により変更する場合がありますので、フォーラム当日、時間等をご確認の上ご参加下さい。

お問い合せ Tel089-993-0702 (総務課)

《第1回 9月26日(水)  16:30~18:30 第1会議室》

  • テーマ 「運動部活動が非認知能力に及ぼす影響(1) ー分析モデルに危機経験を組み入れてー
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 桂 和仁
    近年、IQや学力などの認知能力よりも、非認知能力の方がその後の学力、就労状況、健康状態などに影響することが指摘されている。非認知能力とは、意欲・勤勉性・忍耐力などのパーソナリティ特性、適応力、選好などの能力を指し、性格スキルと称されることもある。危機経験とは、選択決定や行動様式の修正を迫られた時、悩みや迷いの解決に向けて努力する一連のプロセスと捉えられる。本研究では、運動部活動における危機経験が、非認知能力の形成にどのような影響を及ぼすかを検討した。
  • テーマ 「保安職業従事者(自衛官)の任務に伴う派遣サイクルに着目したソーシャルワークに関する試論
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 田中 顕悟
    保安職業従事者(自衛官)の業務としての「派遣」は、その固有性・特殊性から彼らとその家族の生活に与える影響は非常に高いと考えられ、その結果、様々な生活課題の発現も懸念される。本報告は、米国で実践が展開されているMilitary Social Workの先行研究と、その中でも特に支援過程におけるDeploymentおよびDeployment Cycleに関する知見に着目し、その整理・分析を行った。それにより、保安職業従事者(自衛官)の派遣サイクルを考慮した、彼らとその家族へのソーシャルワークについて試論を展開する。
  • テーマ 「ゴール型球技におけるボール操作スキルの転移に関する研究
    発表者/ 聖カタリナ大学 講師 齋藤 拓真
    本発表では,レディネスとしての技術習得状況に着目し、技術レベル別にゴール型におけるボール操作の学習転移について検討することを目的として、大学生を対象にバスケットボールを題材とした介入指導を行った。バスケットボール型ゲームにおける改善とサッカー型ゲームにおける同様なスキルの改善との関係を検討した結果について報告する。

《第2回 10月31日(水)  16:30~18:30 第1会議室》

  • テーマ 「第2バチカン公会議における文化、科学及び宗教
    発表者/ 聖カタリナ大学・短期大学部 学長 ホビノ・サンミゲル
    文化、科学及び宗教は社会の基盤であり、人間の生活にとって3つの大切な柱です。それらは人間社会の安定、発展のため、そして人間の霊的生活を支えるために非常に重要な要素です。私たちはそれぞれの分野の自立性、役割と働きを尊重しながら、よりよい生活を送るためにその関りについて考えたいと思います。
  • テーマ 「教員のレジリエンス向上支援に向けたチェックリストの開発
    発表者/ 聖カタリナ大学 助教 大城 卓也
    近年、教員の働く環境が問題視されている。その中で、離職してしまう教員もいれば、働き続けることができる教員もいる。その違いを明らかにするために高等学校、中学校教員合計9名にレジリエンス(逆境に打ち勝つ力、しなやかさ)という概念を基盤としたインタビュー調査を実施した。そこで得られた知見を参考にして、教員自らが職場環境改善に取り組めるようなチェックリストの開発を試みた。
  • テーマ 「羞恥表出者に対する観察者の行動およびその効果
    発表者/ 聖カタリナ大学 講師 福田 哲也
    人は恥ずかしさ、すなわち羞恥感情を感じた時、表情などを通してその感情を表出する。人が羞恥感情を感じる事態においては、感情を感じ、表出した本人(表出者)ではなく、その羞恥表出を見た周囲の人物(観察者)が何らかの行動をとることがある。本発表では、人が羞恥感情を表出する事態において、周囲の観察者がどのような行動をとるのか、またその行動によって表出者が感じていた羞恥感情がどのように変化するのかを発表する。

《第3回 11月28日(水)  16:30~18:30 第1会議室》

  • テーマ 「幸福とは何かについての一考察 ー教父の文脈に即してー」
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 谷 隆一郎
    古来、「すべての人は幸福を求める」と言われる。しかし、「幸福(ないし福祉)とは何か」ということは、素朴でかつむづかしい問いである。この発表では、「幸福」ということをめぐって、主としてアウグスティヌス(354-430)や証聖者マクシモス(七世紀)の文脈に即して、いささか吟味・探求してみたいと思う。
  • テーマ 「健康スポーツ学科に属する大学生の運動習慣が体力、体組成に及ぼす影響」
    発表者/ 聖カタリナ大学 講師 鈴木 茂久
    健康スポーツ学科に属する大学生を対象に、質問紙による運動習慣の調査と、体力テスト、体組成測定を行い、現状の把握と問題点の抽出、改善策の検討を行うとともに、対象者の運動習慣が体力、体組成にどのような影響を及ぼしているかを検討した。
  • テーマ 「水泳教育に関する実態について ー大学生における水泳学習経験の調査からー」
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 松波 勝
    水泳は、陸上で行われる運動領域にはない特殊な環境での運動であり、自分の命を自分で守る自己保全能力を身につける学びである。しかし近年、水泳授業時間数の減少などで、「泳ぐ力」のある子どもとそうでない子どもの二極化が指摘されている。ここでは大学生を対象とした水泳学習経験の調査から水泳教育の実態について考えてみる。

《第4回 12月20日(木)  13:00~15:00 第1会議室》

  • テーマ 「日系ブラジル人労働者の現状について ー島根県出雲市の事例より
    発表者/ 聖カタリナ大学 講師 大久保 元正
    2007年のリーマンショック以降、日本における日系ブラジル人労働者の数は減少しており、それを埋めるように外国人技能実習生が増加していると言われている。ただ、都市によっては、そのような一般的傾向にあてはまらない所も存在する。そこで、島根県出雲市の事例を参考にして、その違いが生み出される理由を考察する。
  • テーマ 「ワーキングメモリから捉えた発達障害児の困難さと学習支援
    発表者/ 聖カタリナ大学 講師 水口 啓吾
    近年、子どもの学習上の困難さや発達障害を捉えるうえで、ワーキングメモリ(WM)が注目されている。WMの観点を踏まえた場合、彼らに対して、どのような支援が可能であるのか。本発表では、WMと発達障害との関連について、既存研究を踏まえながら紹介するとともに、これまでの発表者の研究成果や今後の展望について紹介していきたい。
  • テーマ 「保健医療における動機づけ面接の有効性について
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 坂原 明
    「動機づけ面接法」は、変化に対するその人の動機づけとコミットメントを強めるための面接スタイルを特徴とし、行動変容に伴う両価性「変わりたい、一方で、変わりたくない」という相談者の気持ちや状況を丁寧に引き出すことによって相談者の行動変容を生じさせることを目的としている。この方法は、保健医療の場において生活習慣病のリスクを高める喫煙や飲酒などの行動を変容するために用いられている。

 《第5回  1月30日(水)  16:30~18:30 第1会議室》

  • テーマ 「介護福祉士養成における介護過程の位置づけと教授法
    発表者/ 聖カタリナ大学 助教 小木曽 真司
    先般、介護福祉士養成課程カリキュラムが一部改正された。本発表では、その改正の概要と、必修150時間である「介護過程」について、本学の取り組みと教授方法についての一考察を紹介したい。
  • テーマ「事例から見る幼小連携「交流活動」の意義 ー幼児の人間関係の構築に注目してー
    発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教 谷口 聖
    幼小連携の「交流活動」は単に幼小のなめらかな接続を実現するために効果的であるだけでなく,幼児が異年齢の小学生と関わる経験から,保育内容「人間関係」で述べられている,人と関わる力を育てることにおいて身につく姿を育てることにおいても有用であることが推測される。本研究では,幼小連携の「交流活動」が幼稚園教育要領(平成29年)「保育内容・人間関係」の「ねらい」,「内容」を達成させる有用な教育活動であるという視点をふまえ,事例を挙げながら分析することを目的とする。
  • テーマ「保育者を目指す入学直後の学生に対する授業のあり方アクティブ・ラーニングを取り入れた「保育者論」の授業を通して
    発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 講師 戸井 和彦
    保育者を目指し高い意欲をもって入学してきた学生にとって1年前期の履修科目「保育者論」の学びは重要である。その意欲をさらに高めるために小学校では当たり前にように行われているアクティブ・ラーニングを意図的に取り入れてみた。毎時間、授業後に書いた感想の中に出てくるキーワードに着目し、分析することで学生の意識の変容を分析、考察した。