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公開講座

2024年度 人間文化研究所フォーラム

日程
2024年9月17日(火)~2025年2月26日(水)
会場
聖カタリナ大学 北条キャンパス 第一会議室
主催
聖カタリナ大学 人間文化研究所
申込方法
聖カタリナ大学人間文化研究所では、次の内容によりフォーラムを開催する運びとなりました。つきましては、お気軽にご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。 なお、開始時間が、都合により変更する場合がありますので、フォーラム当日、時間等をご確認の上ご参加下さい。 お問い合せ Tel089-993-0702 (総務課)

《第1回 9月17日(火)  10:00~12:00 第1会議室》

テーマ「RETを用いたサッカースクール事業の展開」

発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 大城 卓也

サッカー界では人工芝グラウンドでプレーすることについて、怪我のリスクや地表温度による低温やけどなどでネガティブな印象を持つ選手が少なくなかった。しかし、その人工芝も改良がなされ、中でもRET(Rita Ecology Turf)は、日本サッカー協会(JFA)から人工芝として初めて公式試合が開催できる審査基準をクリアした。本研究ではRETを用いてサッカースクール事業を展開しているケースを紹介し、スポーツを行える環境整備がいかに重要かを報告する。

 

テーマ「ヤングケアラーの実態と支援の難しさについて ―小中学校教員調査から―

発表者/ 聖カタリナ大学 助教 鬼頭 裕美

国の調査により、一定の割合でヤングケアラーが存在することが明らかになり、支援についての取組が始ま

っている。ヤングケアラーの実態や課題について、家族形態の変化やケアに係る法制度上の問題、子どもの

権利等を背景に読み解き、小中学校教員を対象に行ったアンケート調査の結果から、把握や支援の困難さに

ついて発表する。

 

 

《第2回 10月30日(水)  16:30~18:30 第1会議室》

テーマ「洞察問題解決における潜在的認知プロセスが与える影響の検討

 発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 田村 昌彦

洞察問題解決は通常の問題解決と異なり、一般には問題解決者自身でも問題解決過程をモニタリングすることができない。この分野の研究では「制約」という要因が問題解決を阻害していると考えられてきた。本研究ではこの制約緩和に意識を伴わない潜在的な認知プロセスが関与しているとの立場から心理学的実験手法に則って検討した。

 

テーマ「第19回世界剣道選手権大会 19WKC(in Italy Milan)視察報告」

発表者/ 聖カタリナ大学 助教 馬越 千里

世界剣道選手権大会は剣道の国際大会としては最高峰であり、3年に一度に開催されている。第1回大会(1970年・日本)では参加国数が17か国であったが、第19回目となった本大会では参加国数が61か国となり、剣道の国際的な普及を示すものとなっている。本大会について、様々な視点から視察報告する。

 

 

《第3回 11月28日(木)  14:30~16:30 第1会議室》

テーマ「先延ばしに関連する意思決定と計画性・完全主義・衝動性」            

発表者/ 聖カタリナ大学 助教 黒田 卓哉

課題や仕事などを不必要に後回しにする現象を「先延ばし」とよぶ。先延ばしが生じる要因は様々なものが指摘されているが、本発表では先延ばしが生じる際の意思決定の様相と性格特性との関連に着目した。特に先行研究でも取り上げられることの多い、計画性・完全主義・衝動性との関連について検討結果を発表する。

 

テーマ「女子長距離選手の身体組成と競技パフォーマンスの関連」

発表者/ 聖カタリナ大学 助教 松本 行矢

様々な競技種目において、身体組成は競技パフォーマンスに影響を与えることが明らかになっている。一方で、プロ長距離ランナーを対象として身体組成とパフォーマンスの関係を検討した研究は非常に少ない。本研究では、プロ女子長距離ランナーを対象に、定期的に測定された身体組成の1年間の変化を明らかにし、競技パフォーマンスとの関連を検討することを目的とする。

 

 

 

《第4回 12月20日(金)  13:30~15:30 第1会議室》

テーマ「教員養成課程における学校環境測定実習の試み」

発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 中川 雅智

学校環境衛生基準における日常点検は教職員による実施が想定されるが、官能法だけではなく、定期検査に準じた方法での測定が求められている。故に器具等の使用方法については、教員養成課程において習得しておくべき内容といえる。今回、保健体育科教員養成に関わる授業で学校環境測定の実習を計画、実施したので、その報告と実施に至るまでの背景について解説する。

 

テーマ「精神科看護において患者-看護師関係の確立が困難とされる患者への「距離をとる」という看護行為の研究」

発表者/ 聖カタリナ大学 助教 梶田 賢

精神科において、患者-看護師関係を確立することが難しいとされる患者とどのように患者ー看護師関係を構築し、治療的関係を構築しているのか、文献検討を行い、よりよい患者ー看護師関係の確立を目指す。

 

 

《第5回 1月29日(水)  16:30~18:30 第1会議室》

テーマ「子どもの体力・運動能力に対する保護者の意識変化について」

発表者/ 聖カタリナ大学 助教 乗松 柚衣

子どもの体力や身体活動量が低下している中、パンデミックの影響により生活スタイルが一変した。幼少期の体力は就学後の体力に持ち越されるため早いうちから運動習慣を身に付けるとともに、その保護者も運動に対して前向きな意識を持つことが必要とされる。本研究では、子どもの体力・運動能力測定後、保護者に結果を返却し、子どもの運動に対して保護者の意識がどのように変化したか調査したため報告する。

 

 

テーマ 「保育内容「人間関係」における教育実践報告」

発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教 忽那 啓子

保育内容「人間関係」の授業に、笠原ら(2016)が提案した「子どもの人間関係をとらえるモデル」を導入した実践成果を報告する。保育の記録において、自らの「みて、きいて、感じた」内容を他者と「共有する」ことを通して、より豊かな気づきや学びにつながる。子ども理解、保育者の役割について協同学習により教授し、その教授上の効果を検討する。

 

 

《第6回 2月26日(水)  10:00~12:00 第1会議室》

テーマ「障がいのある人との交流体験が参加形態による「障害理解」、「スポーツの価値」、「障がい者スポーツのイメージ」に与える影響」

発表者/ 聖カタリナ大学 助教 今城 遥

初級パラスポーツ指導員資格認定校として開講している「障がい者スポーツ(パラスポーツ)」では学生が主体となって「アダプテッド・スポーツ体験教室」を開催した。そこで、イベントの参加者、パラスポーツ指導員(初・中・上級)、「障がい者スポーツ」履修の大学生を対象に、イベントによる体験が参加形態によって「障害理解」「スポーツの価値」「障がい者スポーツ(パラスポーツ)」にどのように変容するかを検討した実践報告を行う。

 

テーマ「自尊感情の2因子モデルとその展開」

発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 福留 広大

昨年度に引き続き、ローゼンバーグ自尊感情尺度が2因子構造として再解釈可能であることを自身の研究に基づいて述べる。自尊感情を2因子として理解することの心理学的な意義について述べたうえで、いくつかの発展研究について述べる。