11月11日(土)、看護学科の学生102名と台湾からの科目等履修生2名が、令和5年度日本赤十字社中国・四国ブロック各県支部合同災害救護訓練に参加しました。
訓練は、前日の10日(金)に伊予断層を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、松山市内では家屋の倒壊が多数みられ、ライフラインは停止、多くの死傷者が発生していることを想定して、日赤愛媛県支部など中国・四国の9支部に加え、松山赤十字病院の医療従事者により2日間にわたって行われました。学生たちは、愛媛県身体障がい者福祉センターと松山赤十字病院の2か所に分かれ、それぞれ避難してきた住民と病院に搬送されてきた傷病者役で参加しました。
学生たちは、避難してきた高齢者や妊婦、外国人、また重軽傷を負って病院に搬送されてきた患者の役割を真剣に演じました。その学生たちに、赤十字救護班の皆さんが「気分は悪くないですか?」「どこが具合悪いですか?」と声をかけ、丁寧に診察し、負傷者のトリアージ、緊急輸送の順番、運搬先施設の決定などの判断をする訓練が行われました。
学生たちから「緊急時の医療従事者の連携の実際がわかった」、「傷を負って一人で心細いときにそばに来て声をかけてもらえることの安心感を体験できた」などの感想があり、訓練を通じて豊かな経験ができました。
貴重な災害救護訓練に参加させていただき、日赤愛媛県支部、松山赤十字病院の皆さまにあらためて感謝申し上げます。
2023/11/23