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2023/08/06

シミュレーションによる成人看護学領域の技術演習

看護学科の成人看護学領域では、前学期授業の一環として、3年生を対象とした技術演習を行いました。この授業は、学生が自分自身の技術を磨くシミュレーションを中心としています。
シミュレーションには、「タスクトレーニング」と「シチュエーション・ベースド・トレーニング」の2つのタイプがありますが、授業ではその両方を取り入れています。
「タスクトレーニング」は、ドレーンや輸液ポンプの扱い方などの看護技術を修得するためのトレーニング、「シチュエーション・ベースド・トレーニング」は、手術後1日目の患者さんや肝硬変の患者さんが吐血したなどの状況を設定して行うトレーニングです。
何をどのように観察するか、患者さんの状況を判断する根拠は何か、どのように対応するかをグループで考えながら実施します。

授業では、実施しながら気づいたことや疑問などを、学生がホワイトボードにどんどん書き出していきます。実施後にはカンファレンスを行い、実施した内容を振り返り、疑問を解決します。教員は、実施中は学生たちを見守り、最後に問いを発したり、解説することで学生の理解が深まるように支援をします。
自分たちが主体となって考えられるシュミレーションでは、学生たちは、生き生きとしています。
このトレーニングを終えて、9月から病院の実習に臨みます。