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公開講座
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平成25年度 キリスト教研究所フォーラム
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日程
- 平成25年10月16日(水)〜平成26年2月19日(水)
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お問い合せ
お申込み
- 聖カタリナ大学キリスト教研究所では「キリスト教と教育」を平成25年度のメインテーマに掲げ、次の内容によりフォーラムを開催する運びとなりました。つきましては、お気軽にご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
なお、開始時間が、都合により変更する場合がありますので、フォーラム当日、時間等をご確認の上ご参加下さい。
お問い合せTel089-993-0702(総務課)
第1回 10月16日(水) 16:20〜18:00 第一会議室
- テーマ「キリスト教と教育」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 山本 克司2011年3月、私たちは、未曾有の大災害に見舞われた。2万人近くの犠牲者を出し、いまだに避難生活を余儀なくされている人も大勢いる。この大震災を教訓に、カトリック大学憲章に基づく人権教育はどのようになされるべきかについて考察したいと考える。
- テーマ「転換期の時代におけるキリスト教教育
発表者/ 聖カタリナ大学・短期大学部 学長 ホビノ・サンミゲル科学技術と情報社会が急進する中、教育のあり方だけではなく、今まで、私たちが守ってきた人間の価値観すらも変容されようとしています。このような事象に直面している現代において、どのようにしたら全人を育成することが出来るかということをキリスト教教育の観点から論じたい。
第2回 11月13日(水) 16:20〜18:00 第一会議室
- テーマ「記憶の奉献 試論」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 寺尾 寿芳記憶を神に向けて奉献するという視点から、新たな神学的人間論の基礎を模索する。キリスト教における恵みは神から人へ贈与であり、それは返答を要請する貸与ではないと考えられてきた。これに対して、神への応答としての記憶論という可能性を、他宗教の成果も考慮しつつ、探究してみたい。
- テーマ「『古代ユダヤ教と経済』からみる宗教の意味について」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 横山 知玄ユダヤ人は生まれ育つ土地を持ち得ない民であり、自然の惠に浴することなく生きねばならぬ民であった。因みに生きる糧は商業に、心の支えは絶対なる宗教的命令に従うことにあり、この両者から担保されたのが交易を支える「信頼」であった。こうした宗教と経済の「親和的関係」を訪ね、現代社会における宗教的定義という意味づけの世界を学ぶ。
第3回 12月11日(水) 16:20〜18:00 第一会議室
- テーマ「キリスト教と幼児教育―新約聖書の子ども観を範に―」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教 竹田 信恵国や文化、時代によって違いが見られる子ども観のうち、今回は、新約聖書に描かれている子ども観を参照し、現代におけるキリスト教的幼児教育のありかたを論じたい。
- テーマ「日本におけるキリスト教教育」
発表者/ 聖カタリナ大学 講師 安藤 浩範いわゆるキリスト教国ではない日本において、キリスト教教育はいかなる意義を持ち、どのような実体を呈しているのであろうか。数量データ及び私的体験の双方から考察を試みたい。
第4回 1月22日(水) 16:20〜18:00 第一会議室
- テーマ「2015年の約束-MDGsゴール2をめざして・食事と教育-」
発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 佐々木 裕子ミレニアム開発目標ゴール2に普遍的初等教育の達成がある。「2015年までにすべての子どもが男女の区別なく初等教育の全課程修了」これは、サハラ以南アフリカにおいては実現のめどが立っていない。日ごとの糧と教育とは切り離せない。ゴール2達成の成果事例を眺める。
- テーマ「キリストの知について」
発表者/ 聖カタリナ大学キリスト教研究所 客員所員 田 中 正 史キリストにおいて神性と人性は混同されることなく分離されることもなく合一しているが,その在り方において「神の知」と「人の知」はどのように関わりながら一つになっているのか。
第5回 2月19日(水) 15:30〜18:00 第一会議室
- テーマ「ドミニコ会の福音宣教と教育」
発表者/ 聖カタリナ大学 教授 宮武 信枝シノドスにおいて、「教育は福音宣教の不可欠の構成要素である」と確認されている。 ドミニコ会の福音宣教の歴史的展開のうちに、現代につながる教育の指針を見出し、考察してみたい。
- テーマ「幼児期におけるキリスト教教育についての一考察〜祈りから生まれてくるもの〜」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 教授 藤井 澄子附属幼稚園のこどもたちは、日々の保育の中で、朝に夕に数種類の祈りをささげています。この祈りが、子どもたちの成長にどのように影響しているのかを探ってみたい。
- テーマ「児童文学に描かれるクリスマス」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教 小幡 章子児童文学の名作には、家族でクリスマスを祝う場面がハイライトとして描かれるものが多い。こうした物語の魅力を紹介すると共に、日本の子ども達が物語を通してクリスマスを間接体験することの教育的意義を考察する。