ようこそ、
アルベルト・カルペンティール
宗教画ギャラリーへ
みなさまを、
アルベルト・カルペンティール師の
ギャラリーにご招待できますことは、
私たちの大きな喜びです。
アルベルト・カルペンティール師はベルギーのアントワープ生まれ、版画や油絵・水彩画はもとより、世界各国の教会の壁画やステンドグラスなど、これまでに数多くの作品を創作されている世界的に著名な宗教画家です。
カルペンティール師は1937年に聖ドミニコ修道会に入会、1949年に宣教師として来日し、東京芸術大学で日本画を学んでいます。さらに1958年に帰国後はベルギーアントワープ国立美術学校でステンドグラス制作を学びました。現在は東京都に在住して創作活動を行っており、これまでに日本、ベルギー、オランダ、カナダ、アメリカなど世界各国で個展を開いています。キリストの生涯や黙示録などをテーマに描いた宗教画は内外の高い評価を受けています。
本学のホビノ・サンミゲル元学長とカルペンティール師は約30年前から親交があり、聖カタリナ大学の教育環境整備に役立つならと、このほど版画や水彩画、下絵(デッサン)など約320点もの作品の寄贈をいただきました。本学では深い感謝を込めてギャラリーを開設し、そのうち約60点を展示しています。また、ステンドグラス(24枚)及び新作の砥部焼き(約30点)も、合わせて展示させていただいております。
このような多岐にわたるカルペンティール師の作品を一同に展示したものは、おそらく本学のこのギャラリーが唯一のものではないかと思われます。多数の作品をいただきながら、一度に全作品を展示できないのが残念ですが、順次作品を入れ替えて展示していきたいと考えています。ぜひ一度ご来場いただき、カルペンティール師の力作をご鑑賞ください。
アルベルト・カルペンティール宗教画ギャラリーは、平日(職員勤務日)の10:00~16:00に一般公開しております。
夏季休業中などは平日でも職員が勤務していないことがございますので、鑑賞をご希望の方は、事前に必ずお問い合わせいただきますようお願いいたします。
アルベルト・カルペンティール
経歴- 1918年9月4日
- ベルギーのアントワープに生まれる
- 1931年~1937年
- レミ・レンスのアトリエでデッサンと油絵を学ぶ
- 1937年
- 聖ドミニコ修道会入会
- 1946年~1948年
- ゲントの聖ルカ美術学校に学ぶ
- 1949年
- 宣教師として来日
- 1950年
- 東京芸術大学で日本画を学ぶ
- 1958年
- ベルギーに帰国、ベルギーアントワープ国立美術館でステンドグラスを学
- 1968年
- 光風会会員になる
- 1953年
- 新樹会展に油絵出品、その後毎年版画とステンドグラスを主に出品s
- 1957年
- 日展に出品、その後1978年まで毎年出品
- 1960年
- 光風会展に出品、その後1979年まで毎年出品
- 1976年
- キリスト教美術展に出品、その後毎年出品
- 1978年
- 三越本店で版画ステンドグラスの個展を開く
- 1979年
- 国展版画部に出品、その後毎年出品
- 1987年
- ベルギー、オランダ、カナダ、アメリカで個展を開く
- 1994年
- カナダのニコレットの宗教博物館で個展
- 2002年
- 日本教会聖書典礼の御ミサ用パンフレット手彩色紙版画(3年間のシリーズ)
- 2010年
- 教文館エインカレムにて個展
- 2016年
- セントルイス大学アクイナス神学研究所より学位記(名誉博士号)授与
- 2018年
- 米国セントルイス大学アクイナス神学研究所(ドミニコ会)より、
ドミニコ会800年記念の年にあたって学位記(名誉博士号)授与 - 2020年
- ベルギーのアントワープ(St. Gabriel)にてご帰天(101才)
- 北仙台カトリック教会薔薇窓のステンドグラス創作
- カナダモントリオールの教会壁画2枚創作
- スペインマドリードの修道院壁画2枚創作
- スペインオカニヤの修道院壁画2枚創作
- カトリック多摩教会のステンドグラス創作
- 明けの星老人ホームのステンドグラス創作
- 聖書と典礼のパンフレットのイラストレーション
- み告げ聖フランチェスコ姉妹会の会堂に
- 12枚のステンドグラス創作主題「太陽の歌」
- 清瀬教会ステンドグラス4枚創作
- 松戸教会ステンドグラス16枚創作
- 仙台聖ドミニコ学院 ステンドグラス(2枚)創作
-
アルベルト・カルペンティール
-
2008.01.03
-
砥部焼が寄贈されました
-
2010.10.10
カルペンティール師から新たに砥部焼が寄贈され、ギャラリーに展示いたしました。
-
カルペンティール師に
学位記(名誉博士号)が
授与されました -
2016.10.17
長年の宗教美術への貢献を授与理由として、米国のセントルイス大学アクイナス神学研究所(ドミニコ会)よりカルペンティール師に学位記(名誉博士号)が授与されました。
氏は、現在は日本を離れて母国のベルギーで生活されていますが、98歳となった現在でも精力的に創作活動を行っています。 -
アルベルト・カルペンティール師が
100歳を迎えました -
2018.9.4
アルベルト・カルペンティール師が100歳の誕生日を迎えられ、誕生日パーティーが行われました。当日は、ホーム内の方々と親類の方々が参加され、アントワープの市長もお越しになりました。国王からのお菓子と記念品、市長から花束が贈られ、ドミニコ会の管区長からも御祝いの言葉がありました。
カルペンティール師は、元気なお姿で誕生日パーティーを楽しまれ充実した日を過ごされました。